「四方よし」のお手伝い

社長さんと社員さんが共にWinWinの関係となる。近江商人の「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)と重ね、「四方よし」の関係づくりのお手伝いをしたいと考えています。このブログが何かの参考になれば幸いです。なお、記事の法令等に関わる記述は、執筆当時に施行または施行予定だった内容で、その後の改正に対応してない場合がありますのでご了承ください。

2018-01-01から1年間の記事一覧

働き方改革関連法の解説 1  準備は進んでいますか?

「働き方改革? うちには関係ない。それどころじゃないよ!」 とお考えの社長さん、準備しないと大変ですよ! 本年6月、国会で「働き方改革関連法」が成立しました。労働基準法、労働契約法、労働安全衛生法など関連する法律が一括提案され、一部修正の上で…

「日本一幸せな従業員を作る」って、どういうこと?

「このホテルにぜひ泊まってみたい!」 今は叶わないことだけど、映画を観て思ったことでした。 大阪での自主上映会で観たその映画は「日本一幸せな従業員を作る〜ホテルアソシア名古屋ターミナルの挑戦〜」でした。30人ほどの小規模な上映会でしたが、お…

障がい者雇用は誰のための施策か?

「評価制度は運用されているんですか?」 「はい。基本的には親会社と同じ制度です。能力評価と目標管理制度を運用しています」 工場見学の後の質疑応答の際のやりとりだ。 私はこのやりとりに驚いた。ここでは個人ごとの目標管理の人事制度が運用されている…

精神障がい者の能力を活かすマネジメントの秘訣

「なるほど、そういうことか。当たり前のことをやるということなのだ」 先月、日本の人事部主催のHRカンファレンス2018(大阪)で特別講演「これからの管理職に必要な精神障がいのマネジメント・戦力化方法」を聞いて、感じたことだ。講師は、パーソルチャレ…

働き方改革法案の行方……

国会空転 現在国会では、森友・加計学園問題、財務省の文書改ざんや次官のセクハラ問題、防衛省の日報問題など行政を巡る疑惑や問題の発生で空転している状態です。新聞報道によれば、財務大臣の辞任要求や柳瀬元首相補佐官の証人喚問要求に与党が応じなかっ…

定年後の再雇用 大幅な賃金ダウンは不法行為に

今日3月31日で定年となり、来週から再雇用され引き続き仕事を頑張る、という方も多いのではないでしょうか。そうした定年を迎えた方にとっても、事業主にとっても気になるニュースが入ってきました。高年齢者の継続雇用制度をめぐる司法判断についてみてみま…

留学生を雇用する際の留意点について

⭐️留学の本来の目的「勉学・研究」がおろそかにならないように✨ ラーメン「一蘭」社長、書類送検 昨日(3月6日)の新聞各紙が、大きな見出しで報道しています。容疑は留学生のアルバイト雇用に関する入国管理法違反と雇用対策法違反容疑です。毎日新聞電子版…

準備できていますか? ”有期から無期への転換” 

4月より 無期契約への転換ルールスタート 改正労働契約法の施行により、4月1日から5年以上契約更新の実績がある有期雇用契約の労働者が無期契約への転換を申し出ることができるようになります。雇用主は拒否することができません。この転換ルールの変更へ…

つい目をそむけたくなる。  「未来の年表」

この本は、読まないほうがよいかもしれない…… しかし、知っておかなければならないことが書かれている。 「未来の年表ー人口減少に本でこれから起きること」 (河合雅司著、講談社現代新書2017年) 著者は大正大学客員教授で専門は人口政策、社会保障政策。…

ブラックボックス と #Me Too

この本を読んで、あなたにも想像してほしい。いつ、どこで、私に起こったことが、あなたに、あるいはあなたの大切な人に降りかかってくるか、誰にも予測はできないのだ。 伊藤詩織著「ブラックボックス」(文藝春秋社/2017)の「はじめに」に書かれた言葉で…

障害者雇用促進法の改正実施について −2018労働行政の話題(2)-

前回、2018年の労働行政の話題としていくつか紹介しましたが、補足情報です。 4月から障害者雇用率が引き上げられます 本日(2018年1月10日)の日経新聞に「精神障害者の雇用義務化、企業の48%『知らない』」の記事がありました。障害者雇用促進法により…

2018年の労働行政の話題

新年あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。 2018年1月 オフィス赤木 赤木一成 さて、2018年は労働行政にとって大きな変化とその準備の年になりそうです。今年予定されている労働法・労働行政にかかわる大きな話題についてご…