新型コロナウイルスへの対応(3月31日)
新型コロナウイルスの猛威が止まりません。
状況は? 対策は? 職場・経営の維持には?
昨日(3月30日)で、世界の感染者は70万人を超えました。日本でも2700人を超え、うち70人が死亡しています。タレントの志村けんさんの死去報道は、これまで数字としてしか捉えられていなかった死者について、実在の人の死であることをつきつけ、新型コロナウイルス感染症の怖さを感じさせたのではないでしょうか。
専門家会議の状況分析と提言
政府の新型コロナ感染症対策専門家会議は、19日に会合を開き、当面の対応方針を決めました。そこに、現状の分析とオーバーシュートと言われる爆発的な感染拡大を防ぐための対策について、詳細に述べています。ぜひご一読ください。
自身が感染しないことも大事ですが、感染していても自覚症状が出ない人も多く”感染させない”ための行動・自粛も重要です。今は、3つの”蜜”〜密閉/密集/密接〜を避けることが大切です。
新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言(3月19日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00093.html
雇用調整助成金などの特例を拡大
こうした状況の中で厚生労働省は、雇用調整助成金の特例として新型コロナウイルス感染症による事業縮小・休業等に対する助成金を支給することを決めましたが、その助成比率の拡大を決めました。働く人にとっても、事業者にとっても先の見えない不安な状況が続いているかと思いますが、こうした助成金も活用して雇用の継続につなげて欲しいものです。
<概要>
- 新型コロナウイルス感染症の影響を受ける全国の事業主が対象で、生産指標要件は、「1カ月5%以上低下」に緩和されます。
- 業種は問いません。
- 助成率は、中小企業で5分の4,大企業で3分の2に拡大。解雇などを行わない場合、中小で10分の9、大企業で4分の3まで支援する。
新型コロナウイルス感染症にかかる雇用調整助成金の特例措置の拡大
https://www.mhlw.go.jp/content/11603000/000614800.pdf
併せてこちらもご覧ください。
「新型コロナ感染症について」の項に詳細が載っています。
雇用調整助成金
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
小学校等休業支援金の詳細など
先に紹介した小学校等休業支援金や上記の雇用調整助成金の申請書式なども厚労省のWEBサイトでダウンロードができます。下記を参照してください。
小学校等休業支援金
※いちばん下の項に申請書式が掲載されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07_00002.html
テレワーク助成金も使えます
これまであった「時間外労働等改善助成金(テレワークコース)」の助成対象に、新型コロナウイルス感染症も対象となりました。今回の事態を機にテレワークを導入した中小企業に、最高100万円の助成金が給付されます。
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)
以上、お役に立てば幸いです。
#新型コロナウイルス #雇用調整助成金 #テレワーク助成金