働き方改革を考える 書籍紹介「死ぬくらいなら会社辞めれば、ができない理由」
いつもの駅のプラットホーム。あなたは、滑り込んでくる電車に吸い込まれたいと思ったことはありませんか?私は、あります。ハッと気がついて、後ずさりしました。当時、仕事のことではなかったけれどトラブルを抱え、悩んでいました。睡眠も不規則でした・・・。
積極的に?自死しようとしたわけでないが、いつの間にか追い込まれてしまい、自死を選んでしまう。そんなことが、過重労働や激しいパワハラの職場で起こっています。周りから見れば「そうなる前に、そんな会社辞めてしまえ!」と言いたくなることもあるでしょう。しかし、追い詰められている最中には自分が追い詰められていることにも気づかない、”自分が悪い、不甲斐ない”と自分を責めていることが多いのです。だから「こんな会社辞めてやる!」という考えに至らない。
そんな追い詰められている人の心理状態をわかりやすく解説してくれるのが
「死ぬくらいなら会社辞めれば、ができない理由(わけ)」
(ゆうきゆう監修・執筆協力、汐街コナ著/あさ出版)です。
漫画と解説で構成されているこの本は、著者の体験(過労自殺しかけた)をベースに、その時の仕事と心の状況、どう対応すれば良いかといった助言を掲載しています。監修のゆうきゆうさんは精神科医で自らも漫画を描き、メールマガジンやTwitterでも多くの読者を持っています。コナさんの体験について、精神科医として解説・助言しています。
真面目な人ほど、過酷な仕事でも真剣に取り組もうとする。困難にぶつかると自分を責めてしまう。「頑張らなくちゃ!」と自分に追い討ちをかける・・・。いつしか彼の視界は極端に狭くなってしまい、死ぬことが自分を解放してくれる唯一の方法に見えてしまう・・・。「その仕事、命より大事ですか?」と問うた時に、「命の方が大事だ。辞めても良い。」と判断できる段階で、ストップをかけることが大事だと言っています。こうした当人の心理状況について、知っておくことは大事だと思います。
そして、それはあなた自身に役にたつ情報となるかもしれません。
本書より
今、これを読んでいるあなたは「まだ大丈夫」です。
判断ができます。
この本は未来のあなたや、あなたの大切な人の
「まだ大丈夫」が
「もう、無理・・・」
にならないために書きました。
今、忙しくて本を読むヒマがないという人も、
「自分には関係ないな」と思って、
この本を閉じようとしている人も、
もし今後、
「ヤバイな」と思ったら、
これだけは忘れないでほしい。
世界は、本当は 広いんです
「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ) - 株式会社あさ出版 ビジネス書、ビジネスコミック、健康、語学書等を発行